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加賀市プロモーション室の仕事。

まだまだ厳しい寒さが続きますが、晴れやかな日も少し増えてきました。
こんにちは。加賀市・プロモーション室の三浦美智子(みうらみちこ)です。

四半世紀ぶりに加賀市で暮らしはじめて、8か月が終わりました。振り返ると、2月は雪が多かったと思います。特に上旬は激しい降雪に見舞われました。雪害で大変な苦労をされた方や、市内でも降雪が激しく、交通等が麻痺してしまった地区もあり、その後何事もなく過ごされていることを祈るばかりです。

市役所の中には、降雪の際にいち早く対応するための本部があります。そこでは担当職員さんが泊まりがけで任務にあたっていました。行政で務めるまでは、そんな当たり前の安心安全の裏に、対応してくださる方がいることも知らなかった。そして、行政職員でありながら、雪へのブランクが四半世紀あった私は除雪当番では誰よりも雪かきが下手くそでポンコツでした。

都内で暮らしていたときは、雪が少しでも降ると公共交通に影響が出始め、凍結の際は転倒される方を目にしました。私は「雪国育ちなので、雪など珍しくもありません。なんならすいすい歩けます」みたいなドヤな顔で街を闊歩していましたが、ここに来たら一気に戦力外でした。一緒に働く職員の皆さんはもちろん、親も兄弟も友人も雪の扱いがうまい。・・・空白の年月の重みを感じる季節でもありました。

雪は時に人の生命を脅かす存在です。冒頭にも記しましたが、加賀市役所では雪害対策をしっかりと進めており、担当部局を筆頭にこの季節はさまざまに警戒を強めて、無事に春の訪れが来るのを目指しています。

雪の中でも、力強く咲いています。

プロモーション室の役割

さて、前置きが長くなりましたが、今回は私たちプロモーション室の業務についてご紹介させていただきたいと思っています。

現在の加賀市のプロモーション室は昨年の10月に組織されました。1番の目的は市民の皆さんに加賀市のとりくみを知っていただき、それらを通じて「加賀市を好きになっていただくこと」です。市民の皆さんが加賀市を好きになる、すでに好きな市民の方にはもっと好きになっていただく、それを目指しています。加賀市が大好きな人が増えることで、市内から市外へ「大好き」な人たちの実感が口コミとなり、市外からたくさんの人が興味を持って観光に訪れたり、なんなら加賀市で暮らしてみたいなと移住を決めていただいたりと、そんな「良い循環」を作っていくことを目指して、業務にとりくんでいます。

プロモーション室は私を含めて3人のチームメンバーで組織されています。3人とも別の兼務辞令があるのですが、それぞれの時間をやりくりしながら、プロモーション室での自分の持ち場にきて仕事を進めています。そのうちこの「加賀市プロモーション室」のnoteにも登場してくれると思いますが、私以外の2人は新卒からずっと市の職員として頑張っているメンバーで、ともに加賀市出身。若くて頼もしい面々です。

加賀市役所には「広報」を統括する課が別にあるので、プロモーション室といっても市の公的な情報を広報したり、広報紙を発行したりするところは別にあります。なんだか「広報」と「プロモーション」の違いがわかりにくく、職員の方でも広報案件を相談で持ち込んでくださったりするのですが、現在のプロモーション室は民間企業でいえば「宣伝部」のようなポジションです。加賀市の政策や魅力を、よりわかりやすく、楽しく、親しみやすく、時にはニュースのように切り込んで発信していく、そんな存在を目指しています。

取材時に必携のカメラと腕章です。

「誉さんの加賀市が好き」

昨年の10月に組織されてから、加賀市のよさを見つけて伝え、市民の皆さんに「加賀市が好き」になってもらえるような施策・情報発信をコツコツと行っています。例えば、比較的目立つものだと市内のケーブルテレビの中に市行政の情報を広報するチャンネルがあるのですが、そこに加賀市出身のフリーアナウンサー・塚田誉(つかたほまれ)さんと一緒に「誉さんの加賀市が好き」という番組を作ってオンエアしています。

誉さんの加賀市が好き:かもまるチャンネル(※YouTubeでも見られます)
#1誉さんの市長訪問
https://www.youtube.com/watch?v=C0sfUfxbzwo&t=590s
#2誉さんの加賀温泉駅訪問
https://www.youtube.com/watch?v=nyhCsGjJCuo&t=68s
#3誉さんと加賀市の子育て
https://www.youtube.com/watch?v=S_lMJi57w-4&t=27s

誉さんは加賀市出身だけあって加賀市のことに詳しく、何年も前から地元の民放局で石川県全域を歩かれていますから(地元放送局の人気コンテンツです!)どこに行っても人気者です。加賀市の情報番組のナビゲーターにまさにぴったりの方だと思います。気さくに市民の方や観光に来てくださっている方に声をかけられ、たくさんの話題や笑顔を引き出してくれる、もしかすると私たちよりも超強力な加賀市のスポークスパーソンかもしれません(笑)

プロモーション室のステッカーと、「誉さんの加賀市が好き」のステッカーです。

その他、プロモーション室の仕事

それから、広報紙「広報かが」の中に「プロモーション室からお知らせ」というコラムページを作って情報発信をしています。市民の皆さんに特にお届けしたい新しい加賀市のとりくみや、カタカナや漢字ばかりでやや硬い行政言葉をわかりやすく解説するようなこともそこで行っています。また、コラムとしてプロモーション室の担当者が持ち回りでリレーエッセイを書いていて「加賀市のどんなところが好きか」をてんこもりで発信しています。ちなみに私は次回4月号の担当なのですが、お世話になった恩師とのエピソードと加賀愛を熱く語ろうと思っています。

あとはこのようにnoteで情報を発信したり、facebookやInstagram、X(旧:Twitter)などのSNSを運用して、インターネットを使った情報発信なども行っています。これらはただ実施するだけではなくて、どのくらい市民の方に情報がリーチしたか、アンケートや調査データを使って分析し、改善に努めています。多様化する現代、一律に皆さんが同じものを求めて、同じ接点から情報を取得する時代ではなくなっています。ですから、少しずつ分析を重ねて、より多くの方に有用な加賀市の情報をお届けできるように改善を重ねていきたいと思っています。

ちなみに私のごく個人的な話で恐縮なのですが、人と会ってお話を聞くのがとても好きなので、市民の方にインタビューしたり、施策に関してヒアリングさせていただいたり、ご意見をいただいたりする、街へ出ていく機会がとても好きです。以前、民間企業に勤めていた時も企画職を長くやっていたので、街へ出てご利用者様のお話を聞いたり、モニタリングをしたりしていました。そんな経験が少しでも市のPRに役立てばと思います。

以前もどこかのチャネルで書きましたが、加賀市の方は素敵な方、個性的な方、才能あふれる方がたくさんいらっしゃいます。それが、私たちプロモーション室が「加賀市っていいね・・・」と誇りに思うことの1つであり、現在の3人のチームメンバーで、一人でも多くの方に会いに行き、お話を伺い、一人でも多くの方々に加賀市を好きになっていただける情報発信に努めていきたいと思っています。

IRいしかわ鉄道大聖寺駅。おしゃれなカフェもあります。

市内にも少しずつ春の気配が訪れています。
今後とも加賀市プロモーション室をよろしくお願いいたします。