加賀市は今年、合併20周年を迎えます
加賀市プロモーション室の三浦です。加賀市に移住して、7か月目に入りました。
どの自治体のこの仕事に従事されている職員の方もが、至る気持ちかもしれませんが、暮らしてみて、あらためて自分の従事する自治体は、いろんな魅力が詰まった街だと自負しているところです。
歴代の広報やシティプロモーションの担当者たちが、市内のたくさんの見所や歴史資産、観光地などが広がるのを見ながら、「どこを取り上げたらよいのだろう」と楽しみ、迷い、そして、職員の出身や住居が加賀市内ではなかったとしても、誇りに思い、資料をつづったり、記録を残していってくれたのではないかと、そんな思いにも至ります。
加賀市の誕生
加賀市は石川県の最南端に位置しており、お隣の福井県と県境で接しています。
市の資料によると、1958年(昭和33年)1月1日に、5つの町(大聖寺町、山代町、片山津町、動橋町、橋立町)と4つの村(南郷村、三木村、三谷村、塩屋村)による合併で、石川県内で6番目の市として「加賀市」が誕生したそうです。
「加賀」という名称が市の名前なので「加賀百万石」の「加賀でしょ?」とよく言われますが、昔この土地が「加賀国」の一部であったことや、温泉地として「加賀温泉郷」という全国的な認知があったので、今後のさらなる発展を祈念して「加賀市」と指定されたそうです。
そこから年月が過ぎて、2005年(平成17年)の「平成の大合併」といわれる、自治体同士の吸収や合併のタイミングで、加賀市のお隣の「山中町(やまなかまち)」と合併して、今の加賀市になりました。同年10月1日のことです。
個人的には「加賀」という名称は「輝く(かがやく)」に由来する、というのがすごくいいイメージでよいと思っています。北陸新幹線の名前にも「かがやき」とありますが、キラキラした未来を連想する、そんなストーリーが市の名前に関連していると思うと、担当としてはプロモーションの文脈でも「加賀」と「かがやき」をひっかけてしまいたくなります。
ついに、合併20周年。
タイトルにも記しましたが、今年の10月1日、加賀市は合併20周年を迎えます。それに関連する記念行事や、イベントなども、市内各所で少しずつ準備が進んでいるところです。20周年というと、今は18歳が成人ですが、数年前までは20歳(はたち)が成人としての一つの節目を迎える年でした。長いようで、あっという間の20年だったのかもしれません。
今、加賀市は2022年に国から認められた「国家戦略特区」として、様々な取り組みを進めています。北陸初の「国家戦略特区」に認定されたことで、多種多様な業種の企業や人が市内に集まってきており、大きな「産業の集積」が生まれはじめています。先進的な事業を進めている企業、大きな企業との協業、そして、今まで市内になかった大学のキャンパスなど、加賀市のひとが核となって活躍する「大きな新しい器」になりつつあります。
加賀市では未来を担う子どもたちが、夢と希望をたくさん描いて、世界に羽ばたいていき、元気に加賀市でも活躍できるように、様々な可能性を育んでいます。たくさんの人の輪を私も市の一員として、ここから育てられたら嬉しく思います。